★15:32 2011/09/03
ちょうちょうと遊ぼう
古希を迎えたが歳のことは考えず、中学三年生の頃に戻りオオムラサキことオオムラ君や他の蝶たちと遊ぶことにした。
蝶の変態には驚きが一杯だ。卵、孵化(フカ)脱皮を数回繰り返して緑色の幼虫に、黒色の毛虫に、そして蛹にと変化、何日かの時を経ていよいよ羽化(ウカ)蝶としてこの世の空間へ自由に飛び立つ。その姿に乾杯だ!
あの緑色の虫、あの黒くて怖そうな毛虫からなんと美しい蝶に生まれ変われるのか?実に蝶の世界は不思議だ。これは地球上のすべてのものに云えることかもしれない。
唐の詩人李白の「春の日に酔いより起きて志を言う」という詩に“世におることは大いなる夢に似たるになんすれぞその生をつからすや・・・”という五言の詩があるのだが、むかし荘子という哲学者は胡蝶になった夢を見てあの夢の中の胡蝶がほんとうの俺でこうして人間として暮らしている俺のほうが夢なのかもしれないと。
そのように思ったとき蝶の世界にのめりこみ、それを知って、桃源の世界に浸るのが楽しくなる。
平成16年10月26日
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