2011年9月26日月曜日

オオムラサキの飼育

 15:13 2011/09/26

オオムラサキの飼育(1)

自宅の飼育ハウスはW1200mm×H1800mm×D450mm網目1mmの木造で極小さいものなので、幼虫の飼育は10頭ほどしか飼育出来ない。
もちろん食樹のエノキ(エゾエノキも含み)は鉢植えのもので、半分ほど摂食されたら新しい鉢と交換。手持ちの鉢植えエノキは24鉢、ハウス内には常に3鉢を入れて飼育。群馬国蝶オオムラサキの会の友人から小さなハウスではペアリング(交尾)しないと聞いていたので、ハウス内でのペアリングは人工ハンドペアリングに頼るしかなく何回となく試みてみたが、なかなか成功しない。
オオムラサキにも♂♀の生育状態で可・不可があり、相性があるのか?個体数が少ないとどうもうまく行かないようだ。
そこで千葉県東金市在住の大きなハウスで飼育している友人、飼育の先輩からペアリング済みのペアーを3組頂き、自宅の飼育ハウスに移した結果、鉢植えのエノキに産卵させることができた。エノキの葉にしがみついて一生けんめい次世代につなぐための産卵は葉裏へきれいに貼り付けてゆく、親蝶から教えられたわけでもないのに、引き継いだ本能で産みつけてゆくのだからたいしたものだ。そのメカニズムはどうなっているのだろう。あれやこれやと推測することには興味が尽きない。さっそくデジカメに記録した。

  
        求愛行動 左♂ 右♀


                              
                           ペアリング 上♂ 下♀

産卵
   















 
変色

 平成16年6月28日 産卵(交尾後7日経過)数は2~3回にわけて130個ほど(最高約500個の記録があるそうだ)をエノキの葉裏に産みつけた。産卵直後は淡緑色、3日後表面の変色が始まり、やがてブドー色から全体が暗緑色に変色する。

























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