2011年10月15日土曜日

オオムサキの飼育



15:01 2011/10/15

オオムラサキの飼育(3)

その後脱皮を3回(ときに2回)繰り返して4令(または3令)に達し(9月25日3回目の脱皮)体長約16mm、体重約68mgと成長、10月中旬には摂食を停止、絶食に入った幼虫は、葉表の台座(糸を吐いて静止)に静止して越冬準備をする。やがて体色が淡茶褐色の枯葉色に変化し11月9日、台座から離れてエノキの株元の枯葉にもぐり込んで葉裏に台座を作って、翌年4月中旬~5月初旬まで約170日~180日間の休眠に入った。この間も摂食しない。    
 * 体長、体重の測定 
平成17年11月26日 検体6個の幼虫 平均体長約17mm 
                       平均体重約92mg
平成18年 3月10日 検体6個の幼虫 平均体長約14mm 
                       平均体重約53mg
越冬休眠中の絶食により個体はかなり消耗しているようだ。
体長約3mm、体重約39mg減少したことになる。冬の寒さ、乾燥などを防ぐ為、乗り切るには体面積を小さくする必要があるのかな?いやあるがまま自然に消耗して減少すると考察した方が妥当と思う。


 
4令初期体長約14mm









4令中期体長約16mm体重68mg









4令末期の幼虫越冬の準備
体長約18mm      









4令越冬幼虫、左はゴマダラチョウ
  

0 件のコメント:

コメントを投稿