国蝶オオムラサキの越冬幼虫の調査(1)
もともと千葉県北部、千葉市、四街道市、佐倉市等には生息していたと聞いていたので、千葉の地元でオオムラサキが飛んだら素晴らしいとの思いから越冬幼虫の探索を平成16年1月から開始した。
調査するにあたり、自宅から半径20km以内の林を選んで調査を進めることにした。千葉市若葉区多部田町地内、千葉市営平和公園、同東隣接地、同西隣接地、千葉市若葉区小倉町地内、千葉市若葉区加曾利貝塚地内、千葉市若葉区月の木塚古墳地内、千葉市若葉区仁戸名市民の森、四街道市内黒田地内(四街道市営霊園南北)、四街道市千代田3丁目地内、四街道市亀崎地内、佐倉市畔田地内、佐倉市生谷地内、佐倉市羽鳥地内、等を目的地と定めて調査を開始した。
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平和公園東隣接地 |
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月の木塚古墳 |
オオムラサキだけではなくそこに生息しているチョウについても採集、そのチョウが食している植物の生育状況等も調査の目標とした。開発による環境の変化で、昔の生息種と現在の生息種との比較、絶滅の種、新しく侵入してきた種などの調査である。自然の開発行為を止めろと言ってもそれは地権者、国の事情で無理なことであろう。開発されて虫食い状態にされた少しばかりの土地で今後生きられるチョウ、死滅するチョウを調べるのもなかなか興味のあることだ。人と生き物の係わり合い、自然の仕組み、興味はつきない。千葉市若葉区小倉町地内、若葉区多部田町地内、若葉区仁戸名町市民の森、四街道市内黒田地内、多数のエノキがあるのだが、オオムラサキの越冬幼虫は発見できなかった。
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四街道市内黒田地内 |
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同左 |
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